サイパン マリンスポーツとダイビングのサクラマリン <続>昔のダイビング業界の闇と希望
こんにちは。サクラマリンのAKARIです。
今日は需要があるかどうかわからないけど、ワタシがダイバーになった時の思い出話とワタシが作っていきたいダイビングショップについて懲りずに続きを書いていきます。
<続>昔のダイビング業界の闇
器材セッティング
ワタシ達のインストラクターは、Aさん。年は30代後半?当時、大学生だったワタシから見たら「おっさん」でした。やせ型、色黒、ロン毛。まさに南国のインストラクターのステレオタイプ。
色黒に白いブーメランパンツ。現代的な感想で言うと「キモっ」って感じ( ´艸`)
我々は陰でAさんのことを「亀仙人」と呼んでました。まさにあの亀仙人の若いころってこんな感じかな?っていう体形だったから。
20人ほどの生徒ダイバーを円形に並ばせて、器材セッティングのテスト。
亀仙人の威圧的な講習でみんな無言です。
一通り、セッティングを終えると亀仙人が一人一人の器材をチェック。
そこで、ワタシはまたもや痛恨のミス。
タンクバルブを全開にした後、半回転戻すのを忘れていたのです。
それを見つけた亀仙人は‥‥
「てめー!指吹っ飛ぶぞコノヤロー!!死にてぇのか!!!!」
と、うら若き乙女の頭をパシッッ。
バルブを全開した後、半回転戻すのを忘れると指が吹っ飛ぶほどの大事故につながる。
当時は本当にそう思っていました。だって、怒鳴られるし頭を小突かれるし。
8年後自分がダイブマスター講習を受けたときに知ったこと。
スクーバタンク(シリンダー)のバルブは使用前に全開して、半回転戻す理由は・・・。
全開のままだと、万が一バルブにモノが当たった時バルブが閉まらなくなるから、「あそび」を作っておくため。
え・・・・( ̄▽ ̄;) 指飛ばないじゃん・・・。死なねーし。
プール講習にて
いよいよ水中に入り、スキルの練習。
たぶん、ワタシ達は6人組だったから我々だけのチームだったかなぁ・・・・。
ワタシは、昔から夏の体育だけは「5」をもらえる陸上より水中の方が向いている人間だったので、課されたスキルはすべて難なくこなしました。(夏以外の体育はほぼ「3」ですが何か?)
ただ、一緒に行った友達はどうしてもどうしても『マスク脱着』が怖かったようで…
マスクを外す勇気がなかなか出なかった友達に対し、亀仙人は水中スレートで
「なめてんの??」
亀仙人は、人間性に若干難があると見受けられます・・・・( ̄▽ ̄;) しかしながら、旅行会社のパッケージプランでオープンウォーター講習を申し込んだ形でしたので、まさに『薄利多売』でインストラクター1人に対し6人の生徒ダイバー(海洋実習時)となるのは、今となってはそりゃ仕方がないということもわかる。
ワタシもインストラクターになったばかりの頃には、オープンウォーター講習を最大の6人を一人で受け持って毎日毎日ダイバーを認定していました。講習自体は2日間かかるので、インストラクター2人で1日ずらしのスケジュールで毎日6人ずつのダイバーをまさに量産していた形です。
亀仙人のように暴言を吐いたり、暴力をふるったりというのはさすがになかったけど(;’∀’)、なかなかスキルを習得できない生徒ダイバーに最後まで寄り添えたかというと‥‥、自信がない。
スケジュールはキツキツだし、スタッフの余裕はないし。
認定かリタイアしかなかった。
今でも「あぁ、あの時こうすればよかったなぁ。」というのを顔とシチュエーションで思い出します(´;ω;`)
またしても、話は終わらなかった・・・・続きはまた書きます。