【誤解です!】ダイビングのウェットスーツのヒモのはなし

ダイビングスキル

サイパンのマリンスポーツとダイビング・サクラマリンのダイビングインストラクターのAKARIです。

*この記事はパンデミック中にnoteにて連載していた『初心者ダイバーさんに捧げるマガジン』のリライトです。

パンデミックによる入国制限が一切廃止された今年の夏は忙しかった!どれくらい忙しかったかというと・・・

わかりますか?ウェットスーツの背中のファスナーの根元の部分が壊れました・・・がっかり。

ここねぇ、とっても弱いんですよ。レンタルウェットスーツも大概ここから壊れていく。

ここをなるべく温存させ、大切な大切なウェットスーツを長寿にするために、ぜひ皆様にお伝えしたいことがあるんです。

画像1

背中で開閉するタイプのウェットスーツのこのファスナーについてるヒモ。

なんだと思います?

ゲストB
ダイバー

1人で脱着するためのヒモ?

いや、断じて違う!違うと声高らかに言いたい。

いや・・・待てよ。もしかしたら、これはワタシだけの勘違いという可能性もあるので、記事を書く前にネット捜査。

さすがにこのヒモに関して言及している記事自体がすくなーい。そりゃそうか。

このヒモのみを販売しているサイトには「一人で脱着するためのストラップ」と書いてある。

もしや、この誤解は業界全体に広まっているのか?

ワタシが本日言いたいのはこちら。

「このヒモは1人でウェットスーツを脱ぐときのためのものである。」

画像2

1人で着るときに腕を背中に伸ばしこのヒモを引っ張ると・・・ファスナーの始まりの部分が破けるねん。マジで。

バリっと穴があくまでいってなくても、内側の生地だけ裂けていて薄っすうすになってる方もいますよ。ちょっとクローゼット開けて確認してみて!

身体を保護するためのスーツだから、百歩譲って転んで擦りむいて破けた場合は納得がいきます。身体が傷つかなくて良かったとも思うでしょう。

しかし、自分で無理に強く引っ張ったがためにビリっといってしまった場合、それを察した瞬間ダイビングに行く気が萎えます。

ウェットスーツって安くないし。ここのお尻のところから水入ってくると保温効果台無しだし。

レンタルウェットスーツだったら修理のために古い生地張り付けたりするけど、まぁ仮修理にしかなりません。

修理屋さんで直すことも不可能ではありませんが、なかなか修理にもっていくこともめんどくさくなって、次のダイビングが終わったら持っていこうと思いながらも、きっと先延ばしにされてしまうスケジュールになるでしょう。

破けないように補強してるデザインもあったり、上に引っ張るときにした側も押さえられるようにタブがついてるデザインもあります。

が、そもそもあのヒモは1人で脱着するためのモノではなく、1人で脱ぐときにファスナーをおろすために引っ張るものと脳内に上書き保存してください。

そうすれば、あなたのそのお気に入りのウェットスーツの寿命を確実に伸ばします。

壊れたらすぐ新しいウェットスーツを買う余裕がある方は、引き続き一人で脱着するためのヒモとの認識でOKです。ぜひダイビング業界のためにじゃんじゃん新品をご購入ください。

いや‼やっぱりそのウェットスーツを買い替えるお金を貯めといて、サイパンにダイビングに来る費用にしてください。

脱ぐときにファスナーをおろすためのヒモということはよくわかった。

「じゃあ、着るときどうやってファスナーをあげるの?」

それは、とても簡単です。

ほら、近くにバディかガイドさんがいるでしょう。

彼らに背を向けてこう言ってください。

ゲストB
ダイバー

「ファスナーをあげてください。」

ここまで読んでいただいてありがとうございました。『海が君を待っている』サクラマリンで一緒に遊びましょう。

コメント

  1. 酒井博正 より:

    じいさんには ただでさえ話しかけられたくないと思われてるのに 毎回ファスナー上げてくれと言うのは 抵抗があります。

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