【番外編】むらいさち・ふんわりフォトセミナーin Saipan
こんにちは。サイパンのマリンスポーツとダイビング サクラマリンのダイビングインストラクターAKARIです。
先日、マリアナ政府観光局主催の『むらいさち・ふんわりフォトセミナーin Saipan』が開催されました。
その裏側についてはこちらに。
【裏側】むらいさち・ふんわりフォトセミナーin Saipan | サイパンのマリンスポーツとダイビング SAKURA MARINE (sakurasaipan.com)
詳しいダイビングの様子はこちらです!
【詳細】むらいさち・ふんわりフォトセミナーin Saipan | サイパンのマリンスポーツとダイビング SAKURA MARINE (sakurasaipan.com)
さぁ、本日はフォトセミナーブログの最終回です。番外編としてお届けするのはマリアナ政府観光局のYかさんの初めての体験ダイビング!
このYかさんはこのフォトセミナーイベント立案当初から我々地元ダイビングショップとのやりとりを一手に引き受けてくれていた方で、まさに仕事の鬼。いつ連絡しても何曜日に連絡してもすぐに返信をくれます。ありがたやーーー。いつお休みしてるんだろう・・・(・・?
イベントの話をする合間に「2023年の目標がダイビング挑戦だったのですが、いろいろ忙しくて2024年の目標になっちゃいましたー。」と、おっしゃっていたのを聞いて、
いやいやいや…サイパンを世の皆様にPRしてくれる方がサイパンの最大の魅力の1つであるマリアナの海の中を知っててもらわないとマズいでしょう( ゚Д゚)
ということで、今回のスケジュールの合間を縫ってOWDコースを受講していただくプランを考え、日本で学科と限定水域講習まで修了してもらって、フォトセミナーの前日と翌日で海洋講習を実施すれば・・・できるかも・・。
いやいや、きっとこの鬼さんはフォトセミナー前日は100%イベント全振りだろうから、このスケジュールは現実的ではないなぁ+。+
といろいろ考えながら数か月。大方の予想通りYかさんが事前に日本で講習を受ける余裕なんか一切なく、イベントはすでに1週間前となっていた。
「せめて体験ダイビングだけでもやってみませんか?」
ということで、きっとこの鬼さんの心が本当に解放されるのはイベントが無事終了した後。なので、フォトセミナー翌日にマリアナの海の中へご案内することになりました。
体験ダイビングの器材準備のためにご参加されるお客様には必ず身長・体重・足のサイズを聞きます。そして、忘れちゃいけないのは「度付きレンズが必要かどうか」ということ。
ダイビングでコンタクトレンズを使用することは可能なのですが、絶対に流れないという保証はありません。ワタシもコンタクトレンズを使用して講習などを行うのですが、マスク脱着のスキルでマスクをすべて取るときはパキッと目を開けてパチパチしません。そして、再びマスクを装着して水を抜いた後もパキッと目を開けてパチパチしないことによりレンズが流れていくのを防ぎます。ただ、これは慣れているからできるのであって、慣れていない方がやると流れちゃうこともあるので、なるべく目をつむって行うことをお勧めしてます。それでも、ときどき流れちゃうこともあり得ますので、やはりコンタクトでも使い捨てのものを使ってもらいます。
サクラマリンはビーチカウンターがあるので、結構飛び込みの体験ダイビングのお客様が多い。その中で忘れもしない7年前に飛び込みでご参加いただいたGさんという台湾からお越しのお客様。眼鏡をご使用の方でコンタクトレンズをお持ちではなかった。体験ダイビングのためにサイパンで急遽コンタクトレンズを買おうということにまでなったのですが、結局そう簡単にはいかず、結局裸眼で通常マスクでダイビングをされました。
ワタシも目が悪いからわかるんですよねぇ。それじゃ楽しさ半減だってこと(´;ω;`)
それ以来度付きのレンタルマスクをなるべくそろえるようになり、とくにビーチから飛び込みでお申し込みの場合はやたら各種の度付きマスクを持っていくようにしてます。
Yかさんにも事前に度付きレンズが必要か聞いてみると、なんと普段はハードのコンタクトレンズをご使用だということと、視力が悪すぎて使い捨てコンタクトレンズが作れないとのこと。そのハードコンタクトレンズの度数を聞くと・・・-7.0 !!! ワタシも-4.50 で裸眼だとまるで水中でマスクなしで見てる状態なのに!!ツワモノすぎる!!
うちの度付きレンタルマスクの最強は-4.00 なので、大至急在庫チェック~~!!去年の夏にセルフィッシュの野々垣くんに譲り受けた-6.50 のレンズ発見!(←これ自分の目が悪くなったとき用にもらってました)
最強度付きレンタルマスクの完成です!水中では物は近く大きく見えるので、通常の陸で使う度数より弱めで良いので、これで行けるはず~!これでまた今後サクラマリンをご利用くださる視力悪い勢に役立つアイテムが完成しました!
そんなこんなで迎えた当日。前日までの仕事モードのピリッとしたオーラとは打って変わって、若干の緊張感漂うオーラで登場したYかさん。初めての体験ダイビングですもんねぇ。緊張しますよね。しかも前日まで大きな一眼カメラを片手にガシガシ潜っちゃうガチ勢のダイビング姿を目の当たりにしてるんだもん、そりゃ緊張しますね(苦笑)
初めての器材とシリンダーの重さにキャッキャッとしながら、まずは浅瀬で呼吸練習からです。
一通りの説明を聞いてから呼吸の練習や耳抜きの練習、マスククリアの練習などをするのですが、Yかさんからは海じゅうに溶け出すほどの不穏な緊張オーラ( ゚Д゚)
ひとつずつゆっくりと時間をかけながら練習し、水中にいる自分との折り合いをつけていただきます。上手になる一番の近道はこの浅瀬練習でたくさん失敗することですね。マスククリアの際に口呼吸と鼻呼吸をうまく切り替えることができず、なかなか水が抜けなかったり、パージボタンでレギュレータークリアをするときに押しすぎてあまりの空気の勢いにびっくりしたり。こういう失敗を浅瀬でたくさんすることにより、「失敗しても大丈夫!」というメンタルになっていくことが肝心です。
Yかさんも例にもれず、ほぼすべての起こりうる失敗を浅瀬で経験していただき、そこを練習することにより少しずつ自信をつけて、1本目は無事水中ツアーを完了。
2本目はいよいよフォトセミナーも行われたラウラウビーチです。ここはエントリー地点が肝。水面付近はとくに冬場は風の影響で波が立つので、そこでビビってしまうと、再び恐怖心がよみがえってくる。1本目の浅いビーチにて出来た自分を信じていただき、すっとエントリーロープをたぐって水深3mくらいまで入っていただければそこは平和ゾーン♪
エントリー前にそのポイントをかなり脅してしまったので、あとで聞くと「思ったより怖くなかったです」とのこと。脅かしすぎてすみません(;^_^A
念願のウミガメに会えたり、前日にみんなで集合写真を撮った場所をご案内したりしながら40分以上の水中ツアーをお楽しみいただきました♪
その時の様子はこちら。
普段多忙な生活を送っているYかさんのような仕事の鬼さんが溜め込んだストレスが溶けてマリアナの海はどんどんきれいになります。(←AKARIの持論)ぜひ、そこの普段の生活に疲れているあなた!そうです、これを読んでいるあなたですよ。日本から3時間半で来られちゃうサイパンにぜひ来ていただき、その心のストレス溶かしに来てね~!
ということで、Yかさんご参加ありがとうございました。また仕事の鬼となって(笑)いっぱいマリアナを宣伝していただき、心が疲弊したら海の中に溶かしに行きましょう~!
フォトセミナー開催にあわせ、マリンダイビングウェブにて海外ダイビングデビューを応援するサイパン特別記事を公開しています。ぜひ、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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ここまで読んでいただきありがとうございました。『海が君を待っている』サクラマリンで一緒に遊びましょう。