
AKARI
こんにちは。サクラマリンのAKARIです。
今日は需要があるかどうかわからないけど、ワタシがダイバーになった時の思い出話とワタシが作っていきたいダイビングショップについて書いていきます。
昔のダイビング業界の闇
ワタシがダイバーになった頃は…
ワタシがオープンウォーター講習を受けたのは1995年の夏。場所は沖縄。
当時、大学1年生だったワタシは友達6人で旅行会社の店頭に並んでいた「ダイビング講習パッケージツアー」のパンプレットの中から適当に選び参加を決めました。
たぶん、他の5人は特にスクーバダイビングに強く興味があったわけではなかったと思いますが、まぁ「やってみたいなー」くらいはあったと思う。
初日の朝お店に集まったのは、総勢20名くらい。ほとんどワタシたちと同じくらいの年頃の人たち。
開口一番聞かれたのは、どこの団体のライセンスが欲しいか?との質問。
20人の中で1人だけ「PADIがいいです!!」と発言した女性。
その女性は一人参加でショップの2Fにあるロッジに泊まっていた。たぶん、今思えばとてもダイビングに対して熱い思いを持っていたのだと思う。我々なんかと違って…
その他の人間は「なんでもいい」と言ったのです。本当はなんでもいいではなくて何も知らなかっただけなのに。
ショップの人はこう言いました。
「PADIの講習をした場合、この中の半分も合格しないと思います。」
PADIが良いといった女性は黙るしかありませんでした。そりゃそうだね‥‥。
結果、我々はS.E.Aという指導団体のCカードを受講することになりました。
ダイビングの指導団体は世界中にたくさんあります。日本だけでも35団体くらいあるらしい。
なぜ、このお店は「PADIでは半数が落ちる」といったのか?
ここからは推測でしかありませんが、たぶんその時のインストラクターがPADIのインストラクターではなかったのではないでしょうか?インストラクターは他の指導団体の認定はできません。
このお店のチラシにはPADIのCカード取得可能と書いてありましたので、きっと一人はいたんでしょうね。PADIのインストラクターが。
指導団体によっての難易度の差は、ほぼないです。
団体の理念などが異なりますが、実際はインストラクターの指導スキルや人柄によるところがあると思うので、ワタシはどこの団体でもいいと思います。
TOYOTAの車に乗るかNISSANの車に乗るかくらいの違いで、走るのは同じ道ですからね。
ただ、外国で潜るにあたってはPADIやNAUI、SSI、CMAS,くらいだとカード提示で潜れますが、あまり小さな団体だと通じない時があると聞いています。ただ、今はネットで調べられるから、これもそれほどじゃないのかも。
学科講習にて
学科講習を受けて最終試験にトライ。
そのお店では「絶対に間違えてはいけない問題」っていうのがあるらしい。それはそのお店の独自のものだったのか、S.E.Aの指定するものだったのかは今となってはわかりません。S.E.Aという指導団体はとっくの昔に消滅してしまったので・・・。
ダイブテーブルの問題。一緒に受けに行った6人中間違えたのはなんと・・・・ワタシひとり。
追試料金¥5.000
大学生には厳しかったなぁ~。でも、払わないとすべてが無駄になるわけだし…って払って受けましたよ。
学科試験に落ちたらどうしよう!!落ちたらどうなりますか??と実はよく聞かれますが、PADIによると間違えた問題をインストラクターから納得するまで説明を受けるというところをゴールにしています。
なので、追試にするとかは実はインストラクターの判断に任されていて、あまりにも間違えが多い場合は追試という方法もありです。
料金に関してもPADIはとくに言及していないので、お店によって料金が異なるのはアリだと思います。
当時は「追加料金なんてきたねーやり方だなぁ!」と憤っておりましたが、追試をすることにより人件費や諸経費も余分にかかるわけだから、今となっては理解はできる。ただ、若干の後出しじゃんけん感があるから、良いイメージとして残ってないんでしょうね。
昔、サイパンで日本では悪名高かった某ダイビングショップが短期間だけありました。
ある日の夕方、サクラマリンのマリンスポーツの方のカウンターであるカップルと話す機会があったのですが、
「今回Cカードを取りに来たんですけど、ダメでした。」とのこと。
事情を聞くと、朝の説明で
「コンタクトレンズではダイビングはできませんので、今すぐ度付きのマスクを購入してください。2万円です。」と言われたらしい。
普通に考えたら2万円で度付きのダイビングマスクが買えるなら安いけど…、買う予定のなかった人にはビックリですよね。
買えないと言ったら、では講習はできませんと言われ、相当遠かったのにもかかわらずホテルにも送ってくれなかったらしい。
今の時代だったら「大炎上」コースだね。
ちなみにコンタクトレンズでダイビングできますからね。
Cカードをお店渡しにして、取りに行ったときに器材をフルセット買うまで帰れない雰囲気だった…ってことで、Cカードを受け取れずずっとダイビングもできずにいた人がいて、PADIだったのでオンラインでダイバー確認(ランクとかね)して、アドバンス講習をしてCカードをやっと手にすることができた方もいます。
昔は、こういう話をよく聞きましたね…こういうのすごく嫌だ。マイナスでしかない。

AKARI
あ~、また予定より長くなってきたので、続きはまた次回に・・・
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